筒香&秋山 「打率3割」の壁超えられるか…新人年達成はイチローのみ

[ 2020年5月7日 05:30 ]

2020ルーキー記録に挑戦

レイズ・筒香
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 メジャーの日本野手にとって「打率3割」の壁は高い。二刀流の大谷(エンゼルス)を含め過去15人の野手がメジャーに挑戦し、規定打席到達者で打率3割を超えたのは01~10年に10年連続で達成したイチロー(マリナーズ)と05年の松井秀(ヤンキース)の2人のみ。新人年での達成はイチローだけだ。

 今季はレイズ・筒香、レッズ・秋山の2人のルーキー野手がその高き壁に挑む。筒香はDeNA時代の14~16年に3年連続で、秋山は西武時代に日本記録のシーズン216安打を放った15年、17~19年の4度も打率3割を達成している。

 近年の1年目野手では12年の青木(ブルワーズ)が打率・288、18年の大谷は規定打席未到達ながら打率・285と日本時代と遜色ない成績を残しただけに、2人にも大台到達に期待がかかる。開幕が延期となってレギュラーシーズンの試合数は80~100を目指している。本塁打など数の多さを競う記録を伸ばすには難しいシーズンとなる中、打率が成功の指標の一つとなりそうだ。(柳原 直之)

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