楽天が活動再開発表 8日から自主練習開始、6グループに分け3密回避徹底

[ 2020年5月7日 17:18 ]

楽天・石井一久GM
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 12球団で唯一チームの活動を休止している楽天は、8日から球団施設を使用した自主練習を開始すると発表した。希望する選手を計6グループに分け、楽天生命パークと森林どりスタジアム泉でぞれぞれ午前と午後に分けて練習を行う。各組が2勤1休のローテーションとなり、「3密」にならない環境づくりを徹底する。

 球団は新型コロナウイルスの感染予防策として、3月30日から1、2軍ともに活動を休止した上で球団施設も閉鎖していた。宮城県では4月29日から5月6日まで8日連続で新たな感染者が確認されておらず、感染拡大に歯止めがかかっている。これらの状況も鑑みた上で、球場の閉鎖を解除することを決めたとみられる。

 ▼石井一久GMコメント 
 球団施設を使ってのグループ分けをしたトレーニングをスタートすることにしました。
 宮城県では4月29日以降、新型コロナウイルスの新規感染者が発生していない状況、県内における緊急事態措置の見直しが図られている状況であることを考え、「特定警戒」に入らない宮城県では休業要請を全面解除するとのことでなので、まずは宮城で野球をやる環境は整いつつあると判断し、トレーニングを再開することを宮城県、仙台市へも報告させていただき、ご了承もいただきました。
 本当にここまで選手たちは休む勇気を持って我慢してくれていました。また、ご家族にもご理解、ご協力をいただき、ここまで感染者を出すことなくやってくることができました。
 いきなり全体練習とはいきませんが、まずは「3密」にならないようグループ分けをし、トレーニング時間や施設の使用時間の前後に時差をとり、ロッカーも3カ所に分けたうえでスタートしたいと思います。全体練習をやるには開幕への方向性が出て、もう少し安全性を確保できる状態になってからと考えています。
 全国での緊急事態宣言は継続されていますので、より一層の感染拡大防止対策を徹底し、開幕に向けて全力で準備をしていきたいと思います。

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