清原、バット投げつけ、跳び膝蹴り 愚行で少年の夢壊したことを後悔

[ 2020年4月25日 06:30 ]

4回死球を受けた清原(左)が平沼に跳び膝蹴り
Photo By スポニチ

 【Lega-scene あの名場面が、よみがえる。~乱闘編~】昭和、平成の名場面を本紙所蔵の秘蔵写真からお届けする「Lega―scene(レガシーン)」。プロ野球乱闘編の第5回は、1989年9月23日に行われた西武―ロッテ戦(西武)。西武・清原和博内野手(当時22)が左肘に受けた死球に激高し、ロッテ・平沼定晴投手(同24)に暴行を加えた一枚です。

誰もが目を疑う光景だった。
西武黄金時代の真っただ中。
若き主砲・清原がグラウンドで
信じられない大立ち回りを演じた。

左肘に死球。その直後だ。
激高した清原はマウンドの
ロッテ・平沼定晴めがけて
バットを投げつけた。
そのまま突進。平沼もひるまない。
マウンドから駆け下りる。
だが、体格で勝る清原が
ジャンピングニーパッドをかますと
平沼はグラウンドに倒れ込んだ。

両軍ナインが飛び出し
逃げる清原をロッテナインが追う。
数人につかまって、倒された。
満塁30号を放った直後の打席の死球。
激高する理由はある。
しかし、暴力は認められない。
翌日、辻発彦に付き添われ
ロッテのロッカーで謝罪。
清原は涙を流した。

悔いた。暴行に
そしてバットを投げつけた行為に。
少年の夢を壊した、と。
後年、巨人へ移籍したとき。
折れたバットを無造作に捨てる選手へ
こう言ったという。

「大切に使っていたのに
折れたからといって
簡単に捨てるな」。

道具への感謝。それもまた
「番長」の一面だった。 (敬称略)

 ≪退場…制裁金30万円 2日間出場停止処分≫清原にとって、プロ入り4年目で初の退場劇。衝撃的な出来事に、東京最終版1面では「清原 暴行退場」の見出しが躍った。この暴挙で両軍がベンチを飛び出し、もみ合いに。清原は「カッとして、気がついたらバットを投げつけていた」と振り返り、猛省した。制裁金30万円に2日間の出場停止処分。連続試合出場は490試合でストップした。倒されて、跳ね返ったバットも左太腿に当たった平沼は左肩鎖部と左太腿部挫傷で全治2週間と診断された。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年4月25日のニュース