朝日大野球部、無期限活動停止 部員2人がホームレス傷害致死容疑で逮捕、監督の辞任届を受理

[ 2020年4月25日 05:30 ]

 岐阜市で3月、路上生活者(ホームレス)の男性が殺害され、いずれも19歳の少年5人が逮捕された事件で、朝日大(同県瑞穂市)は24日、現役の硬式野球部員2人が傷害致死容疑で逮捕されたことを認め、対応を発表した。捜査関係者によると殺人容疑で逮捕された3人のうち、2人も元部員。

 朝日大は傷害致死容疑で逮捕された現役部員2人に懲戒処分前の24日付で自宅謹慎を命じ、同時に調査委員会を設置。同部に対しては無期限の対外試合を含む、全ての活動を停止することを申し渡した。部の存続については今後、当該者に科される社会的制裁を見極めた上で対応。藤田明宏監督(52)から提出された辞任届を受理したことも発表した。

 朝日大は東海地区大学野球連盟に所属し、過去、大学選手権に3度、明治神宮大会に2度出場。監督は09年夏の甲子園大会で県岐阜商を45年ぶりの4強に導くなど、春夏合わせて5度の甲子園大会出場経験を持つ。

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