セガサミー152キロ右腕・森井 「勝てる投手」からプロ入りへ

[ 2020年4月6日 08:00 ]

3月26日のJABA東京都企業春季大会1回戦・東京ガス戦に先発したセガサミーのドラフト候補、森井
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 【伊藤幸男の一期一会】社会人野球セガサミーの最速152キロ右腕・森井絃斗投手(20)が好スタートを切った。3月26日のJABA東京都企業春季大会1回戦・東京ガス戦に先発し、8回途中7安打2失点の粘投。1メートル84、92キロの体格から投げ下ろす直球やフォーク、スライダーを武器に今季からセガサミーを指揮する元広島の西田真二監督(59)に公式戦初白星をプレゼントした。

 残念ながらコロナウイルス感染拡大により、同大会は27日で打ち切り。社会人単独チームNo.1を決める7月の日本選手権も中止となった。「いい感じでシーズンに入れたけど…。こういう状況だし野球をやっている場合じゃない」。入社3年目。ドラフト解禁イヤーとあり、公式戦でスカウトにアピールしたい気持ちを抑え、周囲の環境を理解した。

 徳島・板野高3年の春先、進路に悩んだという。「昔は“お山の大将”だったし、すぐプロへ行きたかった。でも考えが甘かった。たとえドラフトにかかったとしても3年でクビになっていたでしょうね」。将来性を期待され、入社早々の4月からベンチ入り。150キロ台を計測するが制球が甘く簡単に失点を重ねた。無理を重ねた結果、腰痛で離脱。チームの都市対抗4強進出時は応援役に徹した。「自分はすごいチームにいる。それに先輩や相手の投手を見て、スピード以上にコントロールが大事だと分かりました」。100球以上投げても内外角に投げ切る技術とスタミナの重要性を再認識した。

 78年夏の甲子園V投手だった西田監督からはストライク率を上げることを厳命されている。「まだ会社に何も(貢献)出来ていない。まず自分が投げる試合だったら野手に“きょうは勝てるな”と思われる投手にならないと…。できればプロに気持ち良く行きたいですからね」。2年ぶりの都市対抗へ“恩返し”をしてから、夢の世界へ飛び込む。

 ◇森井 絃斗(もりい・げんと)1999年(平11)4月25日生まれ。徳島市出身の20歳。加茂名南小2年から野球を始めた。板野では1年夏から徳島大会初戦先発を託され、140キロ台を計測。ただ2年春に右肘疲労骨折の手術を受け、夏は外野手でプレー。秋から投手に戻ると、3年夏には決勝・鳴門渦潮に敗退も5試合44回を1人で投げ抜いた。

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