西武 オープン戦ベストプレーは源田の「さりげないゴロさばき」

[ 2020年3月20日 10:00 ]

居残り特守で汗を流す源田
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 20日。ファンは笑顔、ナインは気分高揚、球場は大歓声、のプロ野球開幕日のはずだった。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕は延期。先行きも不透明のままだ。

 15日に終了したオープン戦も無観客。それでも西武ナインは魅せた。山川の豪快弾。中村のプレーボール弾。松坂好投…。ファンに生で見てもらいたかった。

 そしてその中で、記者が選ぶ西武オープン戦ベストプレーは、源田の「さりげないゴロさばき」だ。

 13日のヤクルト戦(メットライフドーム)。1―1の4回1死二、三塁。先発の本田はその時を振り返る。「回も浅く、内野は定位置で1点OK。でも投手心理では、“なら1点取られていい”とはあまり思わない」。

 開幕先発投手陣入りを狙う右腕は好投を続けたが、ゴロを打たせても失点となるシフトに、勝ち越されることも覚悟していた。そしてその思いを見透かすかのように、遊撃の源田は平然と好プレーを披露した。

 雄平の打球が少し強めに源田の前に転がった。本田は「“1点入る”と思った」という。一方、源田は思った。「打球が少し強い。三走は村上選手。足は速い方ではない。“いける”」。素早くさばいて、丁寧に捕手の森へストライク。本塁送球がないと思ったのか、打球を確認しなかった村上の走りは緩い。余裕のアウトだった。

 「定位置でも本塁送球は頭にある。でも見たのは、二塁手の浅村さんが投げたことがあるくらい。自分は初めてかな」。球界の名手もプロ初経験の定位置からの本塁送球。静寂の中で輝いた。本田は4回1失点。「源田さんのプレーは凄く大きかった。本当に助かった」と声が弾んだ。

 オープン戦は12年ぶり首位。投手陣の踏ん張りが目立った。一方それを支えた目立たない「#源田たまらん」。V3へ挑む西武の強力な武器を認識した。(記者コラム・大木 穂高)

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