選抜高校野球、無観客試合を前提に準備 11日に最終判断…開会式は実施せず

[ 2020年3月4日 18:15 ]

「無観客試合」の方向で進めていき、3月11日の会議で決定するとした高校野球連盟(撮影・平嶋 理子)
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 日本高野連が4日、大阪市内で会見を開き、第92回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)の通常開催を断念し、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表した。一方で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、11日の臨時運営委員会で大会可否の最終判断を行うことも合わせて発表された。

 無観客開催を決定した場合でも、その後の状況によって中止となる可能性もある。また、開会式は実施せず、スタンドでの家族や応援団による応援も認めないとした。

 日本高野連は4日午後2時から、大阪市内で運営委員会と緊急理事会を開き、開催の可否を協議した。

 日本高野連や大会本部は、新型コロナウイルス感染が拡大する中でも通常開催を模索してきた。しかし、先月27日に政府が小中高の全面休校を発表して状況は一変。関係者は会議前に「通常開催は現状では難しい。無観客で開催するのか、中止するのかを議論することになるだろう」と話していた。選手や関係者が長時間密閉空間にいたり、宿舎で合宿生活を送ることによって感染のリスクにさらされる懸念なども含め議論が重ねられた。

 無観客での大会開催となれば、春夏を通じて史上初となる。選抜大会は太平洋戦争の影響で1942~46年に中断したが、95年1月に阪神大震災が起きた際は開催が危ぶまれたものの、鳴り物での応援を禁止するなど、災害復興への理解を求めながら開催。同様に2011年の東日本大震災の際も入場行進を一部省略するなどして、予定通りに行われた。

 スポーツ界ではサッカーJリーグが公式戦を延期し、プロ野球のオープン戦と大相撲春場所が無観客開催となるなど自粛の動きが広がっていた。

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