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巨人・菅野 新フォーム「まずまず」 鴻江スポーツアカデミーで収穫

[ 2020年1月30日 05:30 ]

ブルペンでピッチングを行った巨人の菅野(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人・菅野の新たな投球フォームがベールを脱いだ。合同自主トレ2日目の29日、エースはブルペンに入り、約20球の立ち投げを行った。「まずまずですね。開幕は早いですけど焦ることなく、自分のペースを守ってやっていきたい」と落ち着いた口ぶりだった。

 ノーワインドアップから左足を動かす前に、胸の前にあるグラブが半円を描くような軌道で顔の右側まで引き上がる。1月中旬、ソフトボール女子日本代表の上野や、ソフトバンク・千賀とともに、福岡県内で鴻江寿治氏が主宰する「鴻江スポーツアカデミー」の自主トレに参加した。

 ここで新たな発見と出会った。鴻江氏の「骨幹理論」では、人間の体は「うで体(猫背タイプ)」と「あし体(反り腰タイプ)」の2種類に分類される。「うで体」に分類された菅野は腕から動き、それに足がついて来る流れが理想だという。腕から始動するフォームに着手し、その後も微調整を繰り返した末に、現在の形に行き着いた。

 昨年は腰痛に悩まされながらも、11勝をあげている。それでも「新しいことに挑戦しようと。去年ダメだったので」。探究心あふれるエースは変化を恐れることなく、さらなる進化へと舵を取った。ともに自主トレを行った08年の北京五輪金メダリストである上野の「金言」も心強い後押しとなり、最終的な決断に至った。

 この日、ブルペンで菅野の投球を受けた柳ブルペン捕手は「もともと(上半身が前に)突っ込む投手ではないけど、それをもっと前に突っ込まないようにしてる。軸もしっかりして。バランスがいいし、球も力強い」と絶賛。キャッチボールの相手役を務めた今村も「エグいです。球が重い」と苦笑いを浮かべた。投球フォームをチェックする意味合いで、直球だけでなくカーブも数球投じた。

 キャンプ第1クール中にはブルペン投球を予定。実戦登板は2月14日から始まる沖縄2次キャンプに移ってから。「強度も上げてキャッチャーも座らせて、その中で課題もみつかると思う」。ブルペン、実戦での感触を大切に、細部まで試行錯誤を続けながら完成形に持って行く。照準は3月20日のDeNAとの開幕マウンド(東京ドーム)にある。(川手 達矢)

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