阪神・ボーア ボケまくり爆笑会見「ジョーク大好き」 真面目な一面もチラリ「まずは優勝」

[ 2020年1月30日 05:30 ]

阪神球団旗の前でポーズを決めるボーア(左)とサンズ(撮影・北條 貴史)
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 阪神の今季4番候補はボケまくりや! 新外国人、ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)が29日、西宮市の球団事務所で入団会見。来日時の“のど自慢”に続いてエンターテイナーぶりを発揮する「爆笑会見」となった。キャンプイン前から、話題を振りまいている。

 2人の共同会見のはずが…。隣に座るサンズの存在が薄れてしまうほど、ボーアはずっと“舌好調”だった。

 「皆さんに笑ったり楽しんでいただけるのが大好き。だからジョークも大好きさ」

 30分以上の長尺会見で何度笑いをとったことか。長所について「盗塁はあまりしないけど、もしかしたらするかもしれないよ(笑い)」と122キロの巨体を揺らしながら“先制パンチ”。質問の合間に「ニホンゴハ、スコシワカリマス!」と言い出したかと思うと、サンズへの「どこを守りたい?」という質問をさえぎるように「ショートストップ!」とこれまた“巨体ボケ”を繰り出した。

 まだ止まらない。ユニホーム姿での写真撮影。「ゆっくりスイングを…」という要求に、フルスイングする仕草をしてカメラマンをビビらせ、してやったりの表情。米国でスポーツ・リポーターを務めていたヘイリー夫人については「彼女が日本でリポーターをしたら自分がいい男に映ってしまう」という奥が深い!?ボケをした後に高笑い。タテジマの感想を「スリムに見えるので嬉しい」と述べるなど止まらなかった。

 最後までこの調子だとさすがに心配になるが、そうではない。昨年末、阪神との契約が決まると日本語学習のCD教材を購入し、リスニング、ライティングに取り組んだ。「もっと学んでチームに溶け込みたい。強いチームは選手同士でコミュニケーションが取れている」と考えるからだ。饒舌なトークもその一環だろう。シーズンの早期開幕にも「クリスマス以外は野球のシーズンだと思っている。いつでも準備万端だよ」と頼もしかった。

 「ホームランを何本打つ? と聞きたい気持ちは分かるけど、まずは優勝することが一番大事。その時に自分の数字がついてくれば…という考えさ」

 日本1年目に向けて力を込めたB砲。強打者が跳ね返されてきた甲子園の浜風については「その(強い)時は右バッターに転身するよ!」と笑ったが、最後は「遠くに飛ばすことが得意。問題ないと思うよ」と自信マンマンだ。キャンプインを待たずして話題を振りまく1メートル93、122キロの主砲候補。いろんな意味で、楽しみだ。(巻木 周平)

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2020年1月30日のニュース