日本ハム・斎藤 カーブ習得再チャレンジ ユーチューブで研究「何か変えなければ」

[ 2020年1月30日 05:30 ]

千葉・鎌ケ谷の室内練習場でブルペン捕手と新球のカーブについて談義する日本ハム・斎藤
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 日本ハムの斎藤佑樹投手(31)が29日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場でブルペン入り。今オフからカーブの習得を目指していることを明かした右腕は新球も交えて33球を投じ「カーブは得意ではなかったけど何か変えなければいけない」と言葉に悲壮感をにじませた。

 早実のエースだった高校時代に一度はカーブの習得を目指すも「自分には合わないと思った」と断念。以降、早大でもプロ入り後も持ち球であるスライダーやフォークを磨いてきた。だが、過去2年は未勝利に終わるなど近年は不本意な成績が続いていることで一念発起。練習はもちろん、自宅でもカーブの研究に余念がなく「ユーチューブで他の選手が投げている“カーブ特集”を見てます。100キロから110キロぐらいの遅いカーブをイメージしてます」と青写真を描く。

 最高のお手本として、世界的に有名な右腕に照準を合わせている。斎藤は昨年から大リーガーも通う米シアトルの施設「ドライブライン・ベースボール」のトレーニングを導入。同ジムはメジャー屈指のカーブの使い手であるレッズのバウアーも通い、動作解析でフォームや球種のデータもある。斎藤も「何か参考になることがあれば取り入れたい」と目を輝かせる。

 昨年の大みそかには一般女性との結婚も発表した。背水のプロ10年目。バウアーのカーブを「完コピ」し、背水の10年目に臨む。(山田 忠範)

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2020年1月30日のニュース