広島・ピレラ つかみはOK!合流初日からノック参加 すっかり“赤ヘルファミリー”だ

[ 2020年1月30日 05:30 ]

自主トレに参加した広島のピレラ
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 広島のホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が29日、本拠地に隣接する屋内練習場で来日初練習に汗を流し、才能の一端を披露した。野手陣のノックにいきなり志願参加すると、フリー打撃でも独自のルーティンから快音を連発。新助っ人が合流初日から輪の中に入るのは異例中の異例だけに、打撃センスと等しく高い適応能力が光った。

 非常に珍しい光景だった。マツダスタジアムに隣接する屋内練習場。自己紹介を済ませたピレラは、石原や野間ら初めて顔を合わせた野手陣のノックに志願参加し、白い歯をのぞかせながら打球を追った。来日したばかりとは思えない打ち解けよう。当の本人が充実した表情で振り返る。

 「彼ら(野手陣)のことを知る、良い1日になったと思うよ」
 新外国人選手が合流初日からナインと一緒に汗を流すのは前代未聞だ。13年目の松山は「初日からノックに入る外国人は初めて。人当たりがよさそう」と歓迎。ベネズエラ出身の30歳はメジャーリーグでも外国人選手であるため「打ち解ける術を知っている」(西村通訳)というわけだ。

 フリー打撃でもセンスの一端を披露した。打撃投手を務めた石原を相手に、最初は両足を動かさずコンタクトに徹し、徐々に体を動かして打球の感触を確かめるようにスイングすると、最後は力強く振って放物線を描いてみせた。ピレラ独自のルーティンだった。

 「スプリングキャンプが始まるので、そこに向けた準備をしている。しっかり体を動かすことを心掛けた」

 入団会見から2日後の来日初練習。ナインの輪に自ら加わることで垣間見えた高い適応能力と同様に、その力強いスイングにも熱視線が集まっていた。ティーやフリーを目の当たりにした選手、スタッフの複数が「打撃はよさそう」と証言。それでも本人は冷静だ。

 「大きな打球は、それを打てる打者に期待すればいい。私が重要だと思うのはしっかりコンタクトすること。自分の役割を逸脱しないように集中したい」

 14年に在籍したヤンキースでは、リーグ3連覇の土台を築いたOBの黒田博樹氏とともにプレー。「クロダさんは人柄がよく、素晴らしい方だった。彼がプレーしたチームに契約してもらって光栄」と心を奮い立たせる。その打撃力、その適応能力がチームにどんなプラス効果をもたらすのか、期待が膨らむ。(江尾 卓也)

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