創部24年の“新鋭”加藤学園、「神宮枠」で好機到来!スター選手不在も全員野球で粘り勝つ

[ 2020年1月22日 06:31 ]

ハレル~ヤ吉報とどけ(上)

「神宮枠」で加藤学園に春が来る!米山監督の助言に耳を傾けるナイン
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 第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が24日に開かれる。「春」の吉報を待つ3校に迫る。

 野球の神様がほほ笑んでくれると信じて白球と向き合っている。暖冬も手伝い、加藤学園(東海・静岡)ナインは心身ともに充実。遊撃手で攻守の要を担う2年生の大村は春夏通じて初の甲子園出場へ、「選んでいただけると思っていますし、最近(センバツ出場を決めて)校舎から垂れ幕が下がっている夢を見ました」と笑みがこぼれた。

 昨年11月2日、県岐阜商との東海大会準決勝で延長10回にサヨナラ負けを喫した瞬間、一度は視線を夏へと切り替えた。それが同20日を境に方針転換。東海1位の中京大中京(愛知)が明治神宮大会を制覇してセンバツでの「神宮枠」を獲得し、好機到来だ。ハワイへの修学旅行中だった2年生は移動中のバスの中で朗報が舞い込み、歓喜した。静岡に戻った後のミーティングで米山学監督から「どうせやるなら、センバツに選ばれると思ってやればいい」と言われ、背中を押された。

 チームにはスター選手が不在。最速139キロで抜群の制球力を誇る2年生右腕・肥沼を軸に、泥くさい野球で粘り勝つのが身上だ。もちろん全国で中京大中京や県岐阜商クラスの強豪と対等に戦うには打線強化は必要不可欠。徹底的な打ち込みの真っ最中だが、米山監督は「選んでいただけたら甲子園ではお客さんから“加藤学園っていいな”と思っていただけるような試合をしたいです」とイメージを膨らませた。

 女子校として創立して100年が迫り、対照的に野球部は創部24年の“新鋭”。ついに“春”が来る。

 ▽私立加藤学園高等学校 1926年(大15)に沼津淑徳女学院として開校。その後、沼津女子商、沼津女子などを経て、77年に現校名に改称。83年から男女共学化。校訓は「至誠」。女子ソフトボールや陸上、チアダンス部など運動部も盛ん。生徒数1370人(女子674人)。野球部は1996年(平8)に創部。主なOBには西武の高橋朋己投手、歌手の小山翔吾ら。部員37人(女子マネジャー3人含む)。加藤瑠美子校長。

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