日本ハム・万波 春季キャンプ1軍スタート!「まずは1カ月しがみつく」

[ 2020年1月22日 05:30 ]

室内練習場に軽快な足取りで向かう日本ハム・万波
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 日本ハムは21日、春季キャンプの1、2軍メンバーを発表し、高卒2年目の万波中正外野手(19)が初の1軍スタートとなった。吉村浩GMは「昨年の秋のキャンプを見て、野手コーチが選んだ」と説明。1年先輩で故障明けの清宮や、同期の吉田輝が2軍スタートの中での大抜てきに、万波は「まずは1カ月しがみつく。開幕1軍を目指して絶対に落とされないようにしたい」と意気込んだ。

 将来の大砲候補は千葉・鎌ケ谷の2軍施設で西川と初めて汗を流した。先輩から「マンチュー(万波)に良いトレーニングがあるから一緒にやらない?」と誘われ、坂道でのジャンプやダッシュなど7種類ほどのメニューで瞬発力を鍛え、「マジできつかった」と充実感をにじませた。

 横浜1年時に横浜スタジアムの大型ビジョンを直撃する135メートル弾を放ち、高校通算40本塁打を誇る。昨季は2軍でチームトップの14本塁打でパワーには定評があるが、西川からは「バットにボールが当たらなかったら意味がない」と何度も言われており「おっ!て思わせられるようにキャンプで頑張ります」と鼻息を荒くした。

 1軍生き残りを懸け、まずは2月8日のキャンプ初の実戦となる紅白戦で好印象を残す。「しっかりやってきた自負はある。結果出すのが大事」。初の開幕1軍へ猛アピールする。 (岡村 幸治)

 ◆万波 中正(まんなみ・ちゅうせい)2000年(平12)4月7日生まれ、東京都出身の19歳。コンゴ出身の父を持ち、小2から野球を始める。横浜では1年秋から右翼のレギュラー。3年連続で夏の甲子園に出場し、3年時は3回戦で吉田輝擁する金足農(秋田)に敗れた。18年ドラフト4位で日本ハムに入団。昨年8月14日のロッテ戦でデビューし、計2試合で4打数無安打。1メートル90、90キロ。右投げ右打ち。

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