阪神・久慈コーチ、内野争い大歓迎「監督をいい意味で悩ませるような競争を」

[ 2019年12月16日 05:30 ]

久慈内野守備走塁コーチ(右)と話す糸原(左)と北條(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 阪神の久慈照嘉内野守備走塁コーチ(50)は15日、混戦必至の内野定位置争いに挑む男たちにハッパを掛けた。新外国人のボーアは一塁専門で、残る3つのポジションにおいて、し烈なアピール合戦を期待した。

 「誰がどこを守るのか現段階では分からないけど、皆のレベルが上がって、こいつも使いたい、あいつも使いたいとなっていけばチーム力は上がる。監督をいい意味で悩ませるような、そんな競争をしてほしい」

 マルテは三塁転向が濃厚で、今季全試合出場した大山の定位置すら確約されていない。秋季キャンプでは北條も三塁練習を重ねており群雄割拠だ。遊撃は、その北條に木浪、植田らがおり、争いの影響は糸原、上本らがいる二塁まで波及する可能性も十分にある。

 糸原と北條は兵庫県姫路市のウインク球場で開催された「ベースボールフェスティバルin姫路」に同コーチとともに参加。小中学生に見せていた柔和な表情から一転、来季の話題になると糸原が「毎年競争なので」と言えば、北條も「ボーアがいてもいなくても結局、自分が結果を出さないと試合に出られない」とそろって表情を引き締めた。 (巻木 周平)

続きを表示

2019年12月16日のニュース