正力賞 来年から「球団」も受賞対象に 「組織力」評価を加味

[ 2019年11月14日 05:30 ]

<正力賞選考委員会>工藤監督の受賞を発表する座長の王貞治選考委員(左)と作家の門田隆将選考委員
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの工藤監督はチームを3年連続日本一に導いた手腕が高く評価され、座長の王貞治選考委員は「ベテランを休ませるなど、できにくいことも心を鬼にしてやる。それを貫いたのは素晴らしかった。受賞は当然といえば当然」と称えた。両リーグ優勝の西武・辻監督、巨人・原監督の名前も挙がったが最終的には日本一監督で決定した。

 一方で指揮官を支えた球団の育成、編成面など「組織の力」も評価の対象に。「組織力を加味していい。工藤監督はチームの力をうまく活用した」と王選考委員。門田選考委員も「工藤監督はソフトバンクを代表する、ということ」とした。

 さらに委員会では、監督、コーチ、選手ら競技者に加えて「組織(球団)」も選考対象に加えてもいいのではとの声が出た。協議の結果、来年は覚書を改定し、球団も受賞の対象へと枠を広げる方向となった。

続きを表示

2019年11月14日のニュース