阪神・片山 歩むソフトB甲斐ロード!ケース打撃唯一の2安打で打てる捕手アピール

[ 2019年11月8日 05:30 ]

シート打撃で中前打を放つ片山(撮影・坂田 高浩)
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 高知・安芸での秋季キャンプに参加している阪神・片山雄哉捕手(25)が7日、ケース打撃で唯一の2安打を放った。思い切りの良い打撃とガッツあふれるプレースタイルでアピールを続ける若虎が存在感を連日発揮。自身と同じ育成選手から球界を代表する捕手となったソフトバンク・甲斐のようなサクセスストーリーが現実味を帯びてきた。

 1軍未経験の片山が今キャンプ初めてのケース打撃で誰よりも輝いた。2打席連続中前打はどちらも初球を仕留めた強烈な当たり。ガッツあふれる25歳がアピールに成功だ。

 「チームが求めている仕事ができるように準備していました。たまたまヒットになりましたが、1球目から振れたというのは凄く良かったと思います」

 無死二塁の第1打席、最速150キロ超を誇る福永の速球を中前にライナーではじき返すと、同じく無死二塁の第2打席には馬場の速球を似たような中前打に。いずれも「右打ち」のサインが出ており理想の結果ではないが、矢野監督から「打撃いいよ。右打ちのサインで飛んでる方向はアレだけど、打球の質がいい」と評価されていた。

 “甲斐ロード”を歩みたい。BC・福井から昨年のドラフト育成1位で入団し、1年目から7月30日に支配下登録を勝ち取った。藤浪らと同学年の25歳で、今キャンプ後は台湾で行われるウインターリーグ(WL)に武者修行に出る。実はこの「支配下登録された歳に台湾WLに参加」という流れは育成から這い上がったソフトバンク・甲斐と全く同じで、甲斐は翌年に開幕1軍枠を射止めた。くしくも片山の来季の目標の1つは「開幕1軍」。同じ道を進みつつある。

 「もっともっとスキルアップして、もっと高いレベルで野球がしたい。ピッチャー、監督、コーチから信頼してもらえるような選手になりたい」

 打つだけで捕手はつとまらない。自覚しているからこそ午後の個別練習の90分は全て、捕球と二塁送球練習に充てた。キャンプ初日から明るいキャラクター存在感を示してきて、この日は技術で猛烈なアピール。野心むき出しで秋を駆け抜ける片山が来季どんなプレーを見せるのか。今から目が離せない。(巻木 周平)

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