【槙原寛己 視点】抜群の制球力と対応力見せた侍投手陣 甲乙付け難い捕手3人も機能

[ 2019年11月8日 09:10 ]

第2回WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第3戦   日本8―1台湾 ( 2019年11月7日    台湾・台中 )

初回のピンチをしのぎ松田宣(左)とタッチを交わす今永(撮影・岡田 丈靖)
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 9回に1点こそ失ったが、侍投手陣は11安打を浴びながら最少失点。この日は無四球リレーで、無駄な四球を与えない制球力は日本の投手の最大の武器だ。1次ラウンド3試合でも山口2個、高橋礼1個と延べ27イニングで3四球しか与えていない。慣れないマウンドやボールなどの条件も苦にせず、安心して見ていられた。これで日本に帰れば慣れ親しんだマウンドが待っている。

 臨機応変さも光った。初回、4番・林泓育の打球は逆風でなければ確実に本塁打だった当たり。直球を完璧に捉えられたことで、ここから今永―会沢のバッテリーはチェンジアップなどの変化球を巧みに混ぜた。台湾の打者はパワーもあり、直球に強いが、裏を返せば変化球にはもろい部分もある。即時に対応する能力が短期決戦を生き抜くすべにもなる。

 3試合では山口―小林の巨人、高橋礼―甲斐のソフトバンク、そして今永、大野雄と会沢のセ・リーグと、バリエーション豊かなバッテリーを組んだ。投手が投げやすいか否かは非常に大事。甲乙付け難い3人の捕手が、スーパーラウンドでも機能するだろう。(スポニチ本紙評論家)

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