北別府さん ポスティング申請の菊池涼に太鼓判「大リーグでも十分に活躍出来る」

[ 2019年11月8日 20:29 ]

北別府学氏
Photo By スポニチ

 広島ひと筋にエースとして通算213勝をマークしたプロ野球解説者の北別府学さん(62)が7日、自身のブログを更新。広島の菊池涼介内野手(29)がポスティングシステムを利用し、米大リーグへの移籍を目指すことを球団が容認したことについて言及し、エールを送った。

 「シーズン中はカープに、日本にとどまって欲しいと願っていました」という北別府さん。だが、現在、菊池涼が侍ジャパンのメンバーとして出場している国際大会「プレミア12」での攻守にわたる大活躍を目の当たりにして「大リーグでも十分に活躍出来るだろうなと頭をよぎっていた所にこの報せでした」と冷静に受け止めた。

 今季まで7年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、世界から“忍者”と称された守備範囲の広さ、捕球してからのスローイングの速さや正確性は折り紙付き。今季は優勝を逃したものの昨季までリーグ3連覇の原動力となった中心選手の1人で、今季もシーズン途中まで長くセ・リーグ得点圏打率のトップを走った勝負強い打撃も光る。

 それだけに「菊池という素晴らしいセカンドが抜けるのはチームにとってはもちろん痛いこと」とした北別府さんだが、「その穴を埋めるのは自分だと若手の奮起に期待します」とキッパリ。

 仮に獲得に手を挙げる球団がなければ広島残留となる可能性も残されている。「世界に羽ばたいて欲しい気持ちとカープに残留して欲しいという気持ちが錯綜しております」。夢を追いかける後輩へエールを送るとともに複雑な思いも抱えるレジェンドだった。

続きを表示

野球の2019年11月8日のニュース