日本ハム・杉谷、残留決め手は「北海道の皆さんの温かい声援」 背番号は“死守”宣言

[ 2019年10月12日 05:30 ]

<日本ハム>FA権行使せず、残留会見を行った杉谷(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの杉谷拳士内野手(28)が11日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留することを決め、札幌市内の球団事務所で会見した。1年契約で400万円増の年俸3000万円(金額は推定)で契約を更改した元気印は、ヘッド兼打撃コーチで入閣する小笠原道大氏(45)も現役時代に着けていた自身の背番号2の「死守」を誓った。

 球団事務所の会見場に、杉谷は晴れ晴れとした表情で姿を現した。約20人の報道陣を見渡して「300人いると思っていたのでビックリ。ホテルを貸し切ってくれると思ったんですけどね」とコメントして笑いを取ったムードメーカーは、「残留の決め手」を問われて北海道への揺るぎない愛を語った。

 「北海道の皆さんの温かい声援が(残留の)決め手。これからもその声援の中でプレーしたいと思ったので、(チームに)残る決断をした。生涯ファイターズでやれるように、存分に個性を出してプレーしていきたい」

 すでに権利取得時から残留する方向で気持ちが固まっていたため、この日の球団との交渉時間はわずか30分。予定には組まれていなかった会見も急きょ行うことになるなど、球団のフットワークの軽さを間近で見て「やっぱり、ファイターズが好きだな、と思いました」と笑った。

 入団テストを経て08年ドラフト6位で入団。今季までの11年間で一度もレギュラーに定着していないが、両打ちで内外野も守れるユーティリティー選手として地位を確立した。今季は83試合に出場。5月23日の楽天戦では史上19人目となる左右両打席での本塁打を記録し、お立ち台では「スギノールとして頑張る」と、かつての助っ人で計9度も同記録を達成したセギノールと自身を引っ掛けたトークで盛り上げた。

 現在の背番号は2。来季から入閣する小笠原氏が現役時代に背負った番号でもあり、交渉前には元同僚でカブスのダルビッシュから「俺なら問答無用で(球団に)返すけどな」と連絡が入った。交渉役の吉村浩GMからも冒頭で「背番号、どうする?」といじられた。

 これには杉谷も危機感を募らせ「はいつくばってでも(球団と小笠原コーチに)認めてもらえるよう努力します」と決意。あらゆる面で4年ぶりの優勝に貢献し、背番号も死守する。(山田 忠範)

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