ミスター 阿部の惜別弾を見届け「やっぱり大したものだよ。持ってるな」

[ 2019年9月28日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6-4DeNA ( 2019年9月27日    東京D )

長嶋茂雄終身名誉監督(中央)を迎える原監督(左)と阿部(読売巨人軍提供)
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 ミスターは、その力強い弾道をしっかりと目に焼き付けた。4回、阿部が右翼に美しいアーチをかけた。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(83)は球団を通じ「(引退試合で)スタンドの雰囲気がいつもと違うのはすぐ分かった。そんな試合でホームランを打ってしまう阿部君は、やっぱり大したものだよ。(強運を)持ってるな」とコメント。改めて、その存在感にうなった。

 「久しぶりのドームだったけれど、やっぱり現場はいいね。ワクワクしたよ」。試合前には、東京ドームのバルコニー席から満面の笑みで左手を何度も振った。視線の先には阿部がいた。長嶋氏が指揮官を務めていた00年、ドラフト1位で指名。翌01年の開幕戦では新人ながらスタメンマスクに抜てきした。時は流れ、かつての教え子の新たな門出を温かい笑顔で見届けた。

 4月2日以来の観戦。球場入りの際には入り口で原監督、阿部に出迎えられた。原監督と抱き合い、阿部の左肩をポンポンと叩き「おめでとう」と言葉を掛けた。「迎えに来てくれて本当に驚いた。まさにサプライズ。感動したよ。思わず2人をぎゅっと引き寄せて抱きしめてしまった」。そんな教え子2人の心遣いがうれしかった。

 次に阿部と会う時は指導者になっているだろうか。長嶋氏は25日の引退会見の際に「ジャイアンツに貢献する責務が彼にはある」と言った。ミスターは、その日が来るのを今から待ちわびている。

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