広島・堂林 第3子誕生祝いのサヨナラ打!「こういうこともあると思って頑張ってこられた」

[ 2019年9月12日 22:35 ]

セ・リーグ   広島3―2中日 ( 2019年9月12日    マツダ )

<広・中>9回1死一、二塁、左前にサヨナラ打を放った堂林(中央)はナインの祝福を受ける(右は勝利の飛び蹴りをする菊池涼) (撮影・奥 調)
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 サヨナラ打を放った広島の堂林翔太内野手(28)は、ヒーローインタビューで「最高です。ありがとうございます」と声を張り上げた。

 再三チャンスを作りながらもなかなか得点ができないまま2―2で迎えた9回、1死一、二塁、前の打者で先制弾を放った長野が申告敬遠されて回ってきた、この日2度目の打席だった。冷静さを保ちつつも「火が付いた」と言う。

 カウント1―1からの3球目、左越えへ弾き返し「相手に向かっていく気持ちで行きました。感触は良かったんですけど、取られないかと思った。抜けて本当に良かった」と顔をほころばせた。

 「準備はずっとしていた。いつでも行けるぞ、と」と語る堂林。9月6日に4カ月ぶりに出場選手登録され、同日スタメンで出場も3打数無安打で交代。11日の中日戦で放った右前打が今季2安打目、そしてこの日、8回に代打で出場も三振に倒れ、迎えた2打席目に、14年4月以来5年半ぶりの劇打を放った。

 広島にとって今季両リーグ最多、2003年のチーム最多に並ぶ11度目のサヨナラ勝ちで、2位のDeNAとゲーム差なしに迫る貴重な勝利。堂林にとっても、7日に妻で元TBSの枡田絵理奈アナウンサー(33)が第3子となる次女を出産したばかりとあり「報告ができる」と父の顔を垣間見せた。

 堂林は「なかなかうまくいかないことが今年も多くて…でもこういうこともあると思って頑張ってこられた」と自分に言い聞かせるように語った後「前を向いて勝っていくだけ。全部勝つ気持ちで一丸となっていきたい」と力強く宣言していた。

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