ロッテ「史上最大の下克上」再現の予感、“あの時”と似通った状況

[ 2019年9月10日 08:30 ]

7日、ソフトバンク戦で完封勝利のロッテ・西野を出迎える井口監督(撮影・中村達也)
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 ロッテは9日まで敵地でソフトバンク4連戦を戦い今季17勝8敗で対戦を終えた。17年まで14年間、担当したこともあってか、福岡は顔見知りが多い。

 「どうしてロッテはソフトバンクに強いんですか?」

 この4日間、そんな質問を何度も受けた。ただ、そんなことが分かっていればとっくに対策が取られているはずだ。ロッテもまた、西武のメットライフドームでは1勝5敗、日本ハムの札幌ドームは1勝8敗となぜか、勝てない鬼門がある。

 ただ、今季担当するロッテはソフトバンク担当時代から、嫌な相手ではあったと思う。シーズンは14年で5度、負け越した。バレンタイン監督には95年7月19日から9年ぶりに復帰した04年4月28日にかけ「15連敗」を喫した。15連敗の試合後、担当1年目の私は当時の王貞治監督が怒鳴る姿を初めて目の当たりにした。

 05年プレーオフは2位だったロッテに4・5ゲーム差をつけた1位通過だったが「1勝ハンデ」となる5ゲームに届かず、2勝3敗で敗退。試合後、故障の捕手・城島健司の代役を務めた的場直樹(現ロッテ作戦コーチ)の涙が、忘れられない。06年にはまた、バレンタイン監督に当時、相思相愛だった八重山商工・大嶺祐太をくじ引きの末にさらわれ、07年のCSファーストステージも1勝2敗だった。

 10年はご存じのように3位・ロッテに「史上最大の下克上」を食らった。ポストシーズンでロッテを倒したのは唯一、15年のCSファイナルステージ(4勝0敗)だけだ。データを振り返っているとあることに気づいた。10年3位からの下克上では2位・西武を敵地で下し、ヤフオクドームに乗り込んで起きた出来事だった。

 それは現時点のパ・リーグ順位とぴたり、一致する。ロッテ側となり、あの奇跡をまた、見てみたい。再び、博多に戻ってくる。そんな予感がした。(記者コラム・福浦 健太郎)

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