広島“バティ余波”止まらず零敗 誠也&松山の新3・4番機能せず

[ 2019年8月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0―1DeNA ( 2019年8月18日    横浜 )

初回1死三塁 一飛に倒れベンチに引き揚げる鈴木。左は松山(撮影・久冨木 修) 
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 広島は18日のDeNA戦で今季6度目の零敗を喫した。今永に10三振を奪われ5安打しか打てず今季5度目の対戦で4勝目を献上。ドーピング検査で陽性反応を示し17日に出場選手登録を外れたバティスタ不在が響いた形で、7回1失点と好投した九里を援護できなかった。3カード連続の負け越しで2位DeNAとのゲーム差は1・5に広がり、首位巨人からは6・5差に後退した。

 「バティスタ余波」が止まらない。1点を追う9回2死二塁も会沢が空振り三振に倒れた。天敵となりつつある今永に今季2度目の完封負けで4勝目を献上。たった1点が最後まで奪えなかった。

 初回の逸機が大きく響いた。先頭の西川が中堅フェンス直撃の二塁打で出塁し菊池涼の犠打で1死三塁。お膳立ては整ったが、3番鈴木は147キロ直球に力負けし一飛。2試合連続で4番に入った松山も外角球に当てるのが精いっぱいの三ゴロに終わった。2回2死一、二塁も逃すと3回から8回は天敵左腕に圧倒され二塁を踏むことすらできなかった。

 17日にドーピング検査で陽性反応が出たため、今季26本塁打を記録していたバティスタが出場選手登録を外れた。鈴木、松山の新3、4番の固定化を目指すが、松山は17日の2度を含め計3度の得点圏全てで凡退。「何もないです」と肩を落とした。一発を含む長打を期待した5番メヒアも4打数ノーヒット。即効性ある打開策が見当たらず、高ヘッドコーチも「バティのことを言ってもしょうがない。いるメンバーでやるしかない」と語気を強めた。

 今永には今季5度の対戦で一度も黒星を付けられていない。東出打撃コーチは「低めのボールの変化球に手を出して、それに加えて良いところにも投げられたら今年の今永は打てない」と頭を抱える。今季はDeNA戦を4試合残し、あと2度対戦する可能性もあり、短期決戦のクライマックスシリーズを見据えても、悩みは尽きない。

 3カード連続の負け越しで2位DeNAとのゲーム差は1・5となり、首位巨人とは6・5差まで広がった。緒方監督は「まだ残り試合がある。一戦一戦、戦っていく」と前を向いた。この日に25歳の誕生日を迎えた鈴木がナインの思いを代弁する。「相手を上回ればいいし、相手が上なら反省をする。僕たちはやれることをやるしかない」。残り29試合。逆転優勝へのリミットは迫っている。(河合 洋介)

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