広島4連覇暗雲 ついに自力V消滅…菅野対策実らず、巨人に敗れ4.5差

[ 2019年8月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-7巨人 ( 2019年8月14日    マツダ )

7回途中降板する野村(左)(撮影・奥 調)
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 広島は14日の巨人戦に1―7で敗れ、自力優勝の可能性が初めて消滅した。3番に坂倉を抜てきした打線は、巨人のエース・菅野の前に5安打と沈黙。先発の野村も要所で粘り切れず、7回途中3失点で4敗目を喫した。2カード連続で負け越し、首位とは4・5ゲーム差。緒方監督は残り32試合、一戦必勝の姿勢で逆襲を誓った。

 苦境に立つ現実を、改めて突きつけられた。巨人との直接対決に負け越して、今季初めて自力優勝の可能性が消滅。菅野から8イニングで1得点に終わり、緒方監督は「最近、出来がよかったのは分かっていた。1点1点積み重ねて、後半勝負に持っていきたかったけど…」と完敗を認めた。

 菅野攻略へ、固定観念を捨てた一手は通用しなかった。先発5人を左打者で並べた。「3番・左翼」には、今季4試合目の先発起用となった坂倉を抜てき。しかし、2三振を含む4打数無安打と奏功せず、「見ての通りです」と悔いた。

 中軸への“勝負手”が必要だった背景には助っ人の不調がある。後半戦から3番に固定されてきたバティスタは今回の3連戦で8打数無安打で、第3戦は出場機会すら与えられなかった。「(坂倉は)打率は残っていなくても、彼はずっと内容がよかった。これも経験。バティスタは、今の状態ならね。立っているだけの怖さだけでは…」と指揮官は悩める胸中を明かした。

 松山が天敵を克服したのがせめてもの救いと言える。1打席目の左前打で菅野から27打席ぶりの安打。4回2死二塁では、カウント1―1からの内角の直球をライナー性で二塁・若林のグラブを弾く右前適時打として一時同点に追いつき、「いい反応で打てた」とうなずいた。

 7回からの3イニングで6失点したように、逆転優勝へは救援陣の復調も欠かせない。指揮官は、「9連戦はかなり投げてもらった。粘ってくれて、あともう1アウトというところだったけど」と奮起を促した。残り32試合で首位とは4・5ゲーム差。「一戦一戦やって勝ちにつなげていけば、それ(自力優勝)も復活するだろう」。まさに、一戦必勝である。(河合 洋介)

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