ロンドンシリーズ第2戦も乱打戦、伝統の一戦で2連戦50得点は史上最多

[ 2019年7月1日 05:00 ]

ア・リーグ   ヤンキース12―8レッドソックス ( 2019年6月30日    ロンドン )

 大リーグ公式戦の欧州初開催となるロンドンシリーズ第2戦も、初戦に続いて乱打戦となった。両軍合わせて28安打、20得点が生まれ、前日に続き4時間超えとなる試合時間4時間24分。ヤンキースとレッドソックスの伝統の一戦で、2連戦合計で50得点を記録したのは史上最多となった。

 初回、レ軍はいきなり3本もの本塁打が飛び出し4点を先制した。田中、ポーセロら実力派投手がパフォーマンスを発揮しきれない前日に続き、この日も各投手の制球はなかなか定まらず、変化球は高めに浮きがちだった。ヤ軍は2点を追う7回、不安定な中継ぎ陣を攻めて大量9得点のビッグイニングで逆転。8回にはグリゴリアスに3号ソロが飛び出し、大リーグ記録を更新中の連続試合本塁打記録を31試合に伸ばした。その裏に4点を返されたが、最後は守護神チャプマンが101マイル(約163キロ)の剛速球で空振り三振に仕留めて逃げ切った。

 この日も5万9059人の観衆が詰めかけた。ヤ軍のアーロン・ブーン監督は「とても素晴らしい経験となった。勝利したことももちろんだし、球場の熱気は今まで経験したことのないものだった」とシリーズを満足げに振り返った。敗れたレ軍のアレックス・コーラ監督は「ヤンキースが我々を上回ったということ。我々よりも良いプレーをされた」と敗戦を受け入れていた。

続きを表示

2019年7月1日のニュース