智弁学園 “因縁”天理と決勝まで対戦せず「決勝でつぶして甲子園へ」

[ 2019年7月1日 15:09 ]

第101回全国高等学校野球選手権奈良大会組み合わせ抽選会 ( 2019年7月1日    橿原文化会館 )

意気込みを語る智弁学園・坂下翔馬主将
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 第101回全国高等学校野球選手権奈良大会(13日開幕)の組み合わせ抽選会が1日、橿原市の橿原文化会館小ホールで行われ、春季奈良大会で優勝し、近畿大会4強となったシード校の智弁学園は、16日の2回戦で香芝と一条の勝者と対戦することが決まった。

 近畿大会では1回戦で智弁和歌山との“智弁対決”に勝利したが、準決勝の近江(滋賀)戦では2点リードの9回に3点を奪われまさかのサヨナラ負け。坂下翔馬主将は「甲子園で勝っていくためには、ああいう負け方はまだまだ隙があるということ。近畿大会で負けてからは、どこにも負けない日本一の練習量をやっていると思う」と、現在はバットの振り込みに重点を置き、1日に1200~1300スイングしている。「今年は打ち勝つというのをモットーにやっている。しんどい思いをして、最後に笑えるようにしたい」と意気込む。

 ライバルと目されるノーシードの天理とは逆ブロックとなり、決勝まで対戦はない。昨年の秋季奈良大会では大量12点を奪われ7回コールド負けした、苦杯をなめた因縁の相手。「天理とは決勝でやれるので、決勝でつぶして甲子園に行きたい」と秋のリベンジと3年ぶりの夏の甲子園出場へ決意を語った。

 なお、昨年覇者の奈良大付は初戦となる2回戦で御所実との対戦が決定。勝てばベスト8を懸けた3回戦で早くも優勝候補の智弁学園との対戦が予想される。

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2019年7月1日のニュース