大谷、カウボーイ姿の舞台裏「やれといわれたので…」 プホルスは球場入りからノリノリ

[ 2019年7月1日 22:26 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―12アスレチックス ( 2019年6月30日    アナハイム )

カウボーイハットやブーツで次の遠征先に移動する大谷(Angels Baseball 提供)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が今季初のマルチ本塁打となる11、12号本塁打を放った6月30日(日本時間7月1日)。試合後、大谷を含むエンゼルスナインの装いが注目を浴びた。

 レンジャーズ戦4連戦のためにテキサスへの移動。選手をはじめ、コーチ、球団スタッフら全員がカウボーイハット、ブーツなどのウエスタン・スタイルだったからだ。チームはこの日を「WESTERN GET AWAY DAY(ウエスタン/西部劇で旅に出る日)」と指定。カウボーイハット、襟付きのシャツ、ジーンズ、ブーツと、細かなドレスコードが設定されたのである。

 とはいえ、自宅にウエスタン・スタイルがそろっているメジャーリーガーはそういない。そのためチームでは近郊にある「BOOT BARN」、「PR WESTERN WEAR」の2つの専門店で買い揃えよ、との助言があったという。大谷が身に着けていたのは「BOOT BARN」の商品だった。スリムで、藍染めされたインディゴブルーのジーンズに皮革製のウエスタンブーツ。ウエスタンシャツは袖を少したくし上げ、その上に黒いベスト、黒いカウボーイハットが似合っていた。「こだわりはないですね。用意されたものを着ただけ。やれといわれたのでやるだけな感じです」と素っ気なかったが、試合での2発もあり、堂々としたものだった。

 この規格にノリノリだったのが39歳のベテラン、プホルス。朝の球場入りの時からこの姿で決めていた。カウボーイは野性的で勇敢なイメージの、アメリカの古きよき時代の象徴か。日本でいえば侍にあたるのだろう。二刀流の大谷が、似合わないはずがない訳だ。

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2019年7月1日のニュース