西武・松本航“持ってる”新人トップタイ4勝　また6回の壁破れずも「打線に助けられた」

パ・リーグ   西武11－3オリックス （ 2019年6月30日    メットライフD ）

4回1死一、三塁、後藤の二直併殺打でピンチを切り抜けた松本航は汗を拭いながらベンチに戻る（撮影・尾崎　有希）
Photo By スポニチ

　野村克也氏の言葉を借りれば「勝ちに不思議の勝ちあり」。西武のドラフト1位・松本航は5回10安打3失点ながら自身3連勝で4勝目。球団の新人で6月までに先発4勝は最近20年では松坂（現中日）、岸（現楽天）以来3人目で「打線に助けられての勝ちなので」と援護に感謝した。

　走者を置いてのセットポジション、クイックが課題で「テンポが悪くなり、無駄球が多くなった」。過去6戦で最長は5回2/3。この日も「6回の壁」を破れなかったが、1試合の平均援護点は6・7と勝ち運を持っている。

　4勝はDeNA・上茶谷に並び両リーグ新人最多。この日1安打を許した中川も含め、アマ時代から大学日本代表などで競い合ってきた仲だが「（上茶谷とは）イニング数とか全然違う。もっと頑張らないと」と力を込めた。（鈴木　勝巳）