阪神ドラ1・近本3三振、4回久々快音も延長11回好機で今季初の代打

[ 2019年7月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―1中日 ( 2019年6月30日    ナゴヤD )

<中・神>11回1死二塁、原口(左)を代打に送られ、ベンチに戻る近本(撮影・北條 貴史)
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 悩める阪神ドラフト1位ルーキーに今季初の代打が送られた。両軍スコアレスで迎えた延長11回1死二塁の好機。矢野監督は近本に代え、原口を打席に送った。投手が左腕の福だったこともあって勝負手に出た形だが、原口は遊ゴロに倒れた。背中の張りを訴えた5月5日のDeNA戦以来となる途中交代に「そこはあまり考えていないです」と話すにとどめた。

 「先頭で出ないといけない場面だったので、そういうところで出られたのは良かったと思います」

 柳との相性の良さを見せつけたのは4回だった。真ん中低めの145キロ直球を鮮やかに仕留め、中前へ運んだ。実に13打席ぶりの快音だった。4月13日の一戦で柳から本塁打を放つなど、この日の対戦まで10打数3安打。直後の二盗は捕手・加藤の強肩に阻まれたが、積極姿勢で局面打開を図った。とはいえ、6回2死三塁の好機を含め、計3三振はいただけない。矢野阪神浮上の鍵はやはり近本が握っている。(吉仲 博幸)

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2019年7月1日のニュース