阪神・糸井、幸運適時打で6戦ぶり打点 “休養明け”4出塁

[ 2019年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―1DeNA ( 2019年5月4日    甲子園 )

6回1死三塁、左前適時打を放つ糸井(撮影・成瀬 徹) 
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 阪神・糸井は3回に死球を受けた右臀部(でんぶ)をさすりながら引きあげた。「俺は今、ここが痛いんや」。先発復帰の一戦。本来の豪快な打撃ではなく、3四死球と幸運な適時打で勝利に貢献した。

 3―0の6回1死三塁から井納の外角フォークにバットを当てただけの打球が前進守備の三遊間を弱いゴロで突破。4月28日の中日戦以来、自身6試合ぶりの打点が付いた。

 超人らしからぬスランプで、前日3日は今季初の先発落ち。延長戦での代打出場のみの“静養”で首脳陣から配慮された。1安打と3四死球。目に見えた好転はなくても、矢野監督は「ラッキーだけど、ラッキーも含めて乗っていける部分もある。しっかり捉えたのではないけど。昨日も最後に代打では出たけど、ある意味、出ない時の発見も嘉男自身あるかもしれん」と前向きに捉えた。

 糸井と福留の3、5番は若手が多い打線にあって代えの効かない打線の軸。4出塁した事実を本領発揮へのプラス材料としたい。

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2019年5月5日のニュース