オリックス吉田正「仰木デー」に決勝2ラン「いい日になりました!」

[ 2019年4月30日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―3西武 ( 2019年4月29日    京セラD )

8回2死三塁、吉田正は右中間に勝ち越しの2点本塁打を放つ(投手・小川) (撮影・奥 調)
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 パ・リーグ6球団は29日が平成最後の試合だった。オリックスは96年に日本一に導いた故仰木彬元監督の生誕日だったことからこの日の西武戦(京セラドーム)を「仰木デー」として設け、当時のユニホームに全員が背番号「72」を着用して臨んだ。8回に吉田正尚外野手(25)が決勝6号2ラン。最下位で新元号・令和へ突入するが、「ブルーウェーブ」の強い頃を思い出して反攻ムードが高まってきた。

 23年前に神戸で歓喜を生んだ天国の名将に、大阪から白星をささげたのは次代を担う大砲だった。ブルーウエーブ時代の仰木元監督の背番号「72」を背負った吉田正が、お立ち台で喜びを爆発させた。

 「今日は“仰木デー”ということで。このユニホームもすごく、かっこよくて。いい日になりました!」

 本拠地で迎えた改元前のチーム最終戦。仰木元監督の誕生日にあたり、西村監督、コーチ、全選手が当時の背番号を着用して臨んだ。場内ビジョンには仰木元監督の当時の映像が映し出され、「平成最後のマジック」との言葉も表示。7回の攻撃ではイチロー氏の当時の応援歌が流れた。

 「田口コーチから豪快で選手のことをよく見てくれたと聞いた。僕も見てもらいたかった」。絶対に負けられない一戦で、吉田正が一振りで決めた。3―3の8回2死三塁。左腕・小川の初球内角低めフォークを右中間席へ叩き込んだ一発は10試合ぶりの決勝6号2ラン。西村監督からも「さすがですよね。仰木さんの番号を背負って、平成最後の試合を取れてよかった」と称えられた。

 前身の阪急からオリックスになったのが89年(平成元年)。同年4月9日の近鉄との開幕戦(藤井寺)で福良(現育成統括GM)がチーム1号を放ってから通算3562本目で球団平成ラスト弾だ。パ・リーグ平成最後は試合終了後の約2時間後に札幌で一発を放ったソフトバンク・上林に譲ったが、「令和一発目の方がイメージが良いのでね」と新時代1号に狙いを定めた。

 打線が低調で敵軍から徹底マークされる悪条件も重なり、試合前時点で得点圏打率・136、本塁打0だった。「誘い球だったりインコースだったり。駆け引きの部分もあった。もっと勝負強くなれるように。警戒される中で、その上を越えたい」。3、4月は9勝14敗3分けで平成を最下位で終えたが連敗は3で止めた。吉田正が5月反攻のキーマンであることは言うまでもない。(湯澤 涼)

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