原監督「平成最後の伝統の一戦」3連勝で首位「平成に感謝」

[ 2019年4月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―0阪神 ( 2019年4月21日    甲子園 )

9回無死、亀井の二ゴロの判定を巡ってリクエストを要求する原監督(撮影・北條 貴史)
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 巨人が21日、阪神との平成最後の「伝統の一戦」シリーズを3連勝で締め、首位に浮上した。原辰徳監督(60)が抜てきした今季先発3試合目の山本泰寛内野手(25)が左中間へ適時三塁打。2試合ぶり先発起用した亀井善行外野手(36)は守備で右ゴロを完成させた。試合前練習では、平成野球で躍進したテクノロジーを駆使。開幕から阪神戦6戦6勝は7連勝した87年以来で、平成では初となった。

 平成野球はテクノロジーの進出で大きく変わった。一方で昭和から変わらぬ今季最多超満員の伝統の一戦を制し、原監督は言った。

 「平成に感謝したい。今日の勝利。そういう(歴史ある伝統の一戦の)中で戦えた」

 采配が的中した。相手先発は右腕の西だったが、前日3打数無安打だった右打者の山本を先発起用した。吉村打撃総合コーチの推薦もあり「勝ち運を持っている」と判断した。1―0の7回2死二塁。2打数無安打だったが送り出し、左中間へ値千金の適時三塁打に「(代打の)選択肢はなかった。スターティングメンバーを信じてるわけですから」と説明した。

 原監督の眼力に、「私が離れていた3年間で変わった」と感じるテクノロジーも加わった。試合前練習。一部野手は小型センサーをバットのグリップエンドにつけてフリー打撃を行った。背後から球団スタッフがタブレットを構え、その場でスイングのデータを取る。今季から試合直前に取り入れていて、打撃フォーム確認のため使用した岡本の遊ゴロが4回、相手野手の連係ミスを誘って1点を先制した。

 肘当てもレガースもなかった平成初期。当時は考えられなかったリプレー検証も勝敗を分けた。3回。「この風だと越されることはない」と浅く守った右翼の名手・亀井が、西の打球を右ゴロに仕留めた。阪神はリクエストを申し出たが判定は覆らず。逆に1点を奪った9回は、亀井の二ゴロに原監督がリクエストし、二塁エラーに覆った。

 丸、ビヤヌエバにバントのサインも出す執念で、平成最後の伝統の一戦を制した。開幕から同戦6戦6勝は平成初。亀井の強肩を「まだ若い。27歳くらいに見える」と言った原監督は、令和の新時代を前に「チームとしても非常に若い。手づくり感を出しながら、次につなげていくことが大事」とした。首位に浮上。23日からヤクルトとの攻防戦に入る。(神田 佑)

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