野村克也氏が選ぶ“平成の最強ベストナイン”右翼はイチロー!投手は究極の選択に…

[ 2019年4月22日 21:40 ]

野球評論家の野村克也氏
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 野球評論家の野村克也氏(83)が20日深夜放送のTBSスポーツ情報番組「S☆1」(日曜深夜0・00)に出演。番組企画で“平成の最強ベストナイン”を選出した。

 令和に残したい平成野球として“平成の最強ベストナイン”を厳選。名選手がずらりと並ぶ候補の中から「迷うねえ…」と悩みながらも各ポジションのベスト選手を選んだ。

 まず投手の先発部門。「エースねえ。誰だろう。菅野くんも桑田くんもそうだし…」といきなり究極の選択となったが「ダルビッシュにするか」とカブスのダルビッシュ有投手を選択。「いろんな球種を投げるし、直球も速いし、コントロールもそこそこよい。将来、大投手になる予感はあった」とコメントした。

 中継ぎは阪神、ロッテで活躍した遠山奬志投手。「投手らしい性格をしている。松井秀喜専属ストッパーみたいな。何がいいって度胸がいい」と言及。抑え部門は「ここはもう大魔神でしょ」と横浜、マリナーズで守護神を務めた佐々木主浩投手を指名。「くせ探しを一生懸命やったけど見つからない。フォークスライダーとフォークシュートを投げる。ボールを挟んで色々な変化球を投げるんだよ」と凄さを説明した。

 もっともこだわる捕手部門は「キャッチャーは日本シリーズ出ると本当によくなる。1球たりともおろそかにできない。良いキャッチャーはみな日本シリーズを経験している」と持論を展開してから「古田敦也だろうな」とヤクルト時代の教え子、古田敦也の名を挙げた。「新人のころからベンチでは俺の隣に座れと。一生懸命に打者攻略法を教えたら、彼は抜け目がないね。バッティングにまで生かして、打撃もよくなっちゃった。古田は圧倒的です」と称えた。

 野村氏が選んだ“ベスト野手”と“夢の最強オーダー”は以下の通り。(選手名のカッコ内は主な在籍・所属球団)

 【一塁手・落合博満(中日)】「文句なくという言い方をしていいか分からないが、落合博満だろうね。ライトでもレフトでもどこでもヒットが打てる。こういう長距離バッターは見たことない」

 【二塁手・辻発彦(西武)】「野球の目のつけどころがいい。視野が広い。状況判断という面ではナンバーワン。野球の真髄みたいな選手」

 【三塁手・原辰徳(巨人)】「三塁手は原(辰徳)だよ。長嶋茂雄の影響を多分に受けているんじゃない?長嶋に似ているよね」

 【遊撃手・宮本慎也(ヤクルト)】「みんな選びたいけど、宮本だろうね。勉強家だよ。なんでも知りたがる。監督をやらせたい人材だね」

 【外野手・松井秀喜(巨人)、柳田悠岐(ソフトバンク)、イチロー(マリナーズ)】「レフトは松井。一番の魅力は長打力でしょう。センターは柳田。ライトは文句なしでしょう。イチロー。三拍子も四拍子もそろっている。欠点がないよ」

 【“平成”夢の打順】(1番)イチロー(2番)辻発彦(3番)松井秀喜(4番)落合博満(5番)原辰徳(6番)柳田悠岐(7番)古田敦也(8番)宮本慎也(9番)ダルビッシュ有

 ラストは“誰が指揮官に?”という質問に表情を緩めて「そんなの聞く必要ないね。俺でしょ。俺にやらせたら最高だろうね」とコメントした。

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2019年4月22日のニュース