京産大サブマリン長谷川、MAX122キロも緩急で翻弄!芸術的投球で勝利貢献

[ 2019年4月22日 17:13 ]

関西六大学野球春季リーグ戦 3回戦   京産大9―4大経大 ( 2019年4月22日    わかさ京都 )

力投する京産大・長谷川
Photo By スポニチ

 長身サブマリンが芸術的投球でチームに勝利を導いた。初先発となった長谷川希望投手(2年=藤蔭)が8回1/3を投げ、5安打4失点と粘投。「自分の投球ができて良かった」と胸を張った。

 ひたすら淡々と投げ続けた。この日の直球の最速は122キロ。それでも90キロ前後のカーブで徹底的に緩急を付け、浮き上がるようなスライダー、ツーシーム、チェンジアップと多彩な変化球を交えて的を絞らせなかった。「5回くらいから、ボールの下を打たせる、思うような投球ができてきた」。完投目前の9―3の9回に3四球で1死満塁のピンチを招いてマウンドを降りたが、確実に試合をつくった。奪った25個のアウトのうち5分の3にあたる15個が飛球によるもので、奪三振は0。1~5番の上位打線、中軸には安打を許さず、キッチリと打線を分断した。

 福岡県久留米市出身ながら、母の実家はわかさスタジアム京都から徒歩5分の場所。“準地元”で才能を開花させた。城南中3年時に指導者のすすめで、サイドからアンダースローに転向。藤蔭(大分)では主に2番手投手だったが、着実に実力に磨きをかけた。京産大ではさらに深く潛る意識で投球練習を行っている。そんな男の悩みは「地面にこする」こと。意識を強く持てば持つほど、右手、さらに右膝が地面をこすり続ける。「ユニホームのズボンが特殊なカラーなので、高いらしいんですよ…」。膝に当て布するため、自らで裁縫するが「気付いたら反対とつながっていたり…」と投球とは違い、手先の器用さに自信はない。

 苦しみながら勝ち点を2に重ねた。勝村法彦監督は「途中からは本来の投球だった。初先発なので、これをいい経験にして欲しい。一人でも先発できる子を増やしたい」と言う。逆転での連覇へ、投球術を持つサブマリンの存在は頼もしい。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年4月22日のニュース