明大・森下 意地の完投で勝ち点1 1回戦KOの雪辱「3回戦で勝たせてくれと…」

[ 2019年4月22日 17:04 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第2週最終日 3回戦   明大4―1立大 ( 2019年4月22日    神宮 )

<明大・立大>5回2死、三振を奪い雄たけびを上げる森下(撮影・久冨木 修) 
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 明大・森下暢仁投手(4年)が当然のように最終回のマウンドへ向かった。8回に1点を奪われ完封こそ消えたが、主将兼エースとして投げ抜くつもりだった。

 「初戦にKOされ部員に“3回戦で勝たせてくれ”と言ったら“分かりました”って」。20日の1回戦で零敗を喫した立大のエース田中誠也(4年)とは対照的に6回4失点KO。府中市内の寮で善波達也監督(56)らとビデオを見直し左手の使い方、一塁側へ早めに倒れる上体を矯正しキャッチボールを繰り返した。

 その成果が熱投140球で4安打、10奪三振、1失点完投に現れた。チームも2勝1敗で勝ち点1を奪取だ。「真っ直ぐだけでなくカーブ、チェンジアップと緩急を使えた」。

 球場表示ではMAX149キロながら、ネット裏スカウト陣のスピードガンでは152キロを計測。自己最速154キロには到達しなかったが、DeNA・八馬スカウトは「大学ではNo.1。1位候補です」と断言した。

 リーグ通算29試合目で10勝目に到達。「“これだけ投げさせてもらって“まだ10勝”と言われないよう、次は1戦目から勝ちたい」。森下が語気を強めた。

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