阪神・岩田 少女の言葉…復活の源に

[ 2019年4月19日 10:04 ]

<ヤ・神>完投勝利を飾った阪神・岩田(撮影・坂田 高浩)
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 試合後、神宮球場からクラブハウスへとつながる階段を登りながら、岩田は自ら切り出した。「1型(糖尿病)の患者さんたちが見ているから…。絶対に諦めたら駄目なんで」。普段は多くを語らない左腕が、どうしても、言葉にしたかったことなのだと感じた。

 高校2年時に1型糖尿病を発症。いまも1日4度のインスリン注射を打ちながら、プロのマウンドで戦う。病気と闘う人たちに「諦めない心」を示すためだ。一昨年の12月、大阪で行われたトークイベントを終えると、小学3年生の女の子が駆け寄ってきた。「私も1型なんです。岩田投手に勇気をもらっています」。思いがけない言葉に力をもらった。

 「びっくりした。見てくれている人はいるんやなって。まだまだ頑張らないとあかんなって」。「岩田稔」だから伝えられるものがある。564日ぶりの勝利、1402日ぶりの完投星は「諦めたら駄目」の結集だ。(阪神担当・遠藤 礼)

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