阪神・大山悠輔 フリー打撃の再現力が生んだ同点打 39年ぶり「4・17中日戦勝利」に貢献

[ 2026年4月18日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1中日 ( 2026年4月17日    甲子園 )

<神・中(4)>2回、中前に安打を放つ大山(撮影・岸 良祐)
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 眠れる打線を、阪神・大山が意地で運んだ一打で目覚めさせた。6回無死三塁の好機で、詰まりながらも左前に落とし、貴重な同点打とした。「0」が並んだスコアボードに「1」を刻んだのは、頼れる背番号3だった。

 「得点を取るだけだった。勝てて良かった」

 走者を還すことだけが、脳裏を支配していた。1点ビハインド、この日訪れた最大のチャンスで打席を託され、カウント1―1からの3球目、内角の厳しい直球に反応した。やや深めに守った左翼・細川の逆をつき、打球は左前に落ちた。6連敗中だった「4・17」中日戦で、87年以来39年ぶりとなる勝利を力強くたぐり寄せた。

 勝負どころで“柳キラー”が存在感を発揮した。昨季は柳に対し打率・333(6打数2安打)で、今季もすでに試合前時点で3打数2安打としていた。この日も勝負どころで、その好相性ぶりを発揮。藤川監督も「重いゲーム、展開で(3、4、5番に)比重があるというところで、素晴らしい1本でした」と賛辞を惜しまなかった。

 後輩も見とれる試合前の準備力が、勝負強い一打を呼び寄せる。白鴎大の後輩でもある福島はこう証言。「すごいと思うのは、やっぱりフリー(打撃)の質。再現性が高い」。初めて目にしたのは、24年シーズン中に大山が2軍で調整していた時。センター方向へ、ライナー性の打球がまるでリプレイのように再現性高く放たれていた。「1軍に上がらせてもらった今も、打っていたら見ますね。あのレベルにならないと」と福島。勝負強さには、試合前練習からの裏付けがあった。

 「しっかり反省して、明日に向けて調整したい」

 値千金の一打でも、主砲の表情は簡単には緩まない。反省と収穫を連続させながら、日々打席で結果を残していく。(松本 航亮)

 ○…阪神が「4・17」の中日戦に勝利。“甲子園バックスクリーン3連発記念日”のこの日に中日に勝利するのは87年(ナゴヤ球場)以来39年ぶりとなった。これまで阪神は「4・17の中日戦」を苦手としており、85年以降は前回16年まで1勝6敗、6連敗中だった。

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