ソフトバンク 155キロ育成右腕・大竹風雅を支配下登録へ 杉山、藤井ら離脱でブルペン強化急務

[ 2026年4月18日 01:42 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―13オリックス ( 2026年4月17日    みずほPayPay )

支配下登録されることが分かったソフトバンクの大竹風雅
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 ソフトバンクの育成選手、大竹風雅投手(26)が支配下登録されることが17日、分かった。近日中に発表される。同日は今季ワーストとなる13失点の大敗でオリックスに首位に並ばれた。リーグ3連覇には杉山一樹投手(28)、藤井皓哉投手(29)が故障で離脱した救援陣の強化が急務。今春キャンプで高い評価を受けていた最速155キロ右腕に白羽の矢を立てた。

 ソフトバンクの背番号「136」がチャンスをつかんだ。周囲を驚かせたのは今春の宮崎キャンプ第2クール2日目だ。ライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、小久保監督が遊撃手の後方で視察する中で、自己最速を更新する155キロを叩き出してみせたのだ。「大竹、凄いわ、あれは。これは楽しみになったわ」と指揮官の目にとまった。

 「支配下に戻ることが一番の目標。戻ってもすぐ切られる時代だけど、成績も求めていきたい」

 そう、誓いを立てた今季へ向けてオフには3度目のメッツ・千賀の自主トレ参加で技術を磨いた。「肘を痛めない投げ方になるまで、本気でやれ」。肘が前に出てしまう癖が球速の低迷やケガのリスクにつながっていると指摘され、「肩甲骨の下から投げ始めるイメージ」で肩、肘、手が同じ軌道を描くシングルプレーンになるよう改造した。ファーム・リーグでは6試合に登板して防御率は5・40だが、剛球を投げられる実力はその結果以上に評価されていた。

 22年に支配下で入団したが、入団からわずか数カ月で右肘のじん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、その年のオフに育成再契約。今季はただ、2桁の背番号を狙うだけではなかった。「千賀さんを追って、いつかは追い越していきたい。そしてホークスの顔になりたい」。師匠であり、海の向こうで活躍する背中を超えるくらいでなければ1軍に定着できない。その心の中の思いは本物だ。

 昨季は盤石の方程式だったが、今季は藤井が右肘手術を受け、抑えの杉山は自らの投球に納得がいかず、ベンチを殴っての左手骨折。「樹木方程式」と呼ばれた3人は松本裕だけだが、WBCにも招集された右腕は本調子とはいかない状態だ。開幕前は先発調整だった上茶谷、尾形も中継ぎに組み込むスクランブル態勢。元守護神で“抑え限定”だったオスナは契約を見直し、1軍復帰したが、まだまだ、手駒は足りてない。

 のどから手が出るほど、欲していたリリーフが加わる。リーグ3連覇、日本一連覇へ向けては頼もしい一枚になりそうだ。

 ◇大竹 風雅(おおたけ・ふうが)1999年(平11)8月22日生まれ、福島県出身の26歳。光南では甲子園出場なし。東北福祉大では故障がちで公式戦登板は2試合だった。21年ドラフト5位でソフトバンク入団。入団1年目のオフに支配下から育成契約となった。1メートル86、90キロ。右投げ左打ち。

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