雄星、メジャー初勝利は後輩・大谷の前で エンゼルス戦で「6度目の正直」へ

[ 2019年4月19日 02:30 ]

練習を終え、ファンにサインする雄星
Photo By 共同

 マリナーズの菊池雄星投手(27)が17日(日本時間18日)、後輩の目前でのメジャー初勝利に意欲を燃やした。マ軍は18日(同19日)から敵地のアナハイムでエンゼルス4連戦を戦い、菊池は20日(同21日)に先発する。花巻東の後輩、大谷翔平投手(24)とメジャーリーガーとしての初対面を果たし「6度目の正直」となる白星も手に入れる。

 ブルペンで真剣だったまなざしが緩んだ。間近に迫った大谷との再会。菊池はいたずらっぽく笑い、アナハイムへと思いをはせた。

 「1年半ぶりくらいに会う。楽しみですね。どこで会うかは言いませんけれど、会うことにはなると思いますよ」。18日(日本時間19日)から大谷の待つ敵地でのエンゼルス4連戦。菊池は20日(同21日)の同戦でメジャー初勝利を懸けて6度目の先発マウンドに立つ。一方で「お互いのスケジュール、連絡を取り合いながら」と再会の場を模索中。後輩の前で勝ち、先輩としての意地を見せたいのも正直な思いである。

 3戦連続となる中4日での先発。ブルペンでは一塁走者を意識しながら28球を投げた。走者にスタートを切りにくくするためで「首の使い方がメイン。いろんなパターンを使いながら少しでも進塁を防げれば」。球数はいつもより約10球少なかったが「筋肉痛もちょっと残っている。今日は軽めに抑えて、もう一回あさってに入る」と中4日の調整法を試行錯誤しつつ、コンディションを整えていく。

 日本時代、「打者・大谷」との対戦は通算5打数2安打で2三振を奪った。今回は大谷が右肘手術からの復帰前で対戦することはないが「まだ大谷と対戦するとか心の余裕みたいなものが…。正直そういう楽しみよりも、自分の結果を一番求めている」と話した。まずは初白星をつかむ。そして、大谷が復帰していると見込まれる5月30日(同31日)からの4連戦で「メジャー初対決」を実現する。

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