プレミア12へ動き出した侍J 金子ヘッドが語った「必要な選手」と「機動力」

[ 2019年3月28日 09:00 ]

<日本・メキシコ>稲葉監督(中央)はメキシコに快勝しナインを出迎える(撮影・岩崎 哲也)
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 3月9、10日にメキシコ代表との強化試合を1勝1敗で終えた侍ジャパン。今後は11月開催の「プレミア12」から20年東京五輪と負けられない試合が続く。侍ジャパンの金子誠ヘッドコーチが今後に向けた選手選考の考えを説明してくれた。

 国際大会は決められた時間通りに進まないのがしばしば。それを踏まえ、現役時代は04年アテネ五輪で日本代表入りした同コーチは一部の選手に「鈍感力」を求めているという。「鈍感な選手の方がいいこともある。(国際大会は)練習時間が毎日、毎日変わったりする。日本のプロ野球を見渡したら、やたらルーティンを大事にする選手が多い。今回、代表に来ている選手も結構いた。そういうのができない中でいつも通りプレーするには、どういうタイプの選手がいいのかというのはペナントレースをやりながらベンチから見ていたりする。それは稲葉監督も(投手コーチの)建山もそう。選手に“今、行けるか”と言って“はい、行けます”と出て行って、そこでポンと結果を残せるようなタイプを望むポジションもある」と明かした。

 侍ジャパンの武器となる機動力に対する考え方も興味深かった。メキシコ代表との第2戦は5盗塁を決めて6―0で勝利したが、「実際スチールでアウトになった後はおもしろいように流れが変わる。負けちゃいけない試合ではハイリスクハイリターン」と説明した。各国の先発投手はクイック投球の技術が一定のレベルというケースが多いというが、救援投手はカウントによって足を高く上げて隙が出るケースも多いという。普段クイックをしない投手に対して走る意欲を見せることで、球威を落とす狙いもあるが「実際には動けないことの方が多い。どうやってもう1つ先に進めるか」。ただ、がむしゃらに走りまくるのではなく、負けたら終わりの試合でどのように走者を進めるかを課題としているという。

 1つの敗戦が大きく響く侍ジャパンの戦いにおいて、どのような選手選考で臨み、どのような戦いを繰り広げるのか。今回の強化試合は終わったが、今秋のプレミア12に向けて既に動き出している侍ジャパン。既存戦力と新戦力を融合させてどのように戦うかが試されている。(記者コラム・東尾 洋樹)

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