阪神マルテ、甲子園で初の三塁守備「まったく問題ない」

[ 2019年3月7日 05:30 ]

シートノックで大山(右)とともに三塁に入るマルテ(撮影・北條 貴史)
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 聖地のホットコーナーには背番号31がよく似合う。マルテが甲子園で初めて三塁の守備に就き、ノックの球をさばいた。わずか8球ながら、動きは軽快そのもの。足場を入念に確認しながらノーミスで試運転を終えた。

 「チームのためになればと思っています。どこのポジションで必要とされるかわからないのでね。(三塁は)まったく問題ない」

 マルテが三塁も無難にこなせば、オプションは広がる。キャンプイン以降は基本的に一塁起用が多いが、藤本内野守備走塁コーチはマルテ三塁の相乗効果に期待を寄せる。「一塁の時より足が動いているし(チームの)プラス。大山にとっても“のんびりしていられませんよ”というメッセージにもなる」とうなずいた。

 大山が侍ジャパン出場のため、チームを離れる今週末のオープン戦。甲子園で開催される9日の日本ハム戦と10日の巨人戦は三塁で起用される可能性が高い。シーズン中の有事に備える狙いもある。清水ヘッドコーチは「どこでケガ人が出るかわからないし、いろんなことを試しておこうと。マルテのサードも十分にあるから」と説明を加えた。聖地のホットコーナーで偉大な先輩・掛布SEAに負けない輝きを放ちたい。(吉仲 博幸)

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2019年3月7日のニュース