広島・野間“侍土産”持ち帰る!中堅レギュラー獲りへ「いいキッカケにしたい」

[ 2019年3月7日 05:30 ]

打撃練習する野間(撮影・奥 調)
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 巨人とのオープン戦(マツダスタジアム)が雨天中止となった6日、侍ジャパンに初招集された広島・野間峻祥外野手(26)は、“侍土産”を持ち帰って中堅争いを勝ち取る決意を示した。9、10日にメキシコ代表との強化試合(京セラドーム)を控える侍ジャパンは、7日が集合日。侍招集期間を、赤ヘルの最激戦区となっている外野での定位置獲りにつなげたい。

 わずか3日間に、中堅争いを抜け出すためのヒントを探る。アマチュア時代も含めて、初の侍ジャパンに選出された野間。きょう7日の練習後にチームを離れて、代表に合流する。

 「他球団の選手との交流もなかなかない。いい経験というか、いいキッカケにしたい」

 侍期間中のオープン戦は9、10日のDeNAとの2試合。ここでのアピール機会を失ってまでチームを離れる以上、手ぶらで帰ってくるわけにはいかない。懸念は自らも公言する、人見知りの部分。交流があるのはロッテ・中村奨やDeNA・山崎ら数人のみだが、覚悟は決めた。

 「誰とかではなくて、みんなが参考になると思う。いろいろと話を聞いていきたい」

 積極的に対話を重ねることで、今後につながる“侍土産”を持ち帰りたい。連日の打撃指導を行う東出打撃コーチも「ちょっとしたキッカケで変わるから」と変わり身を期待して送り出す。

 侍に選出されただけでは、赤ヘルでの立場が安泰になることはない。現在、外野争いは最激戦区。今季から外野に挑戦中の西川と坂倉は打撃好調で、オープン戦ではともに3番を任されるまでの存在になった。その影響も受けて、野間のオープン戦での先発出場は1試合のみにとどまり、6打数2安打、打率・333。さらに外野には長野、松山、バティスタら主力もそろうだけに、侍での活躍もアピール材料に使いたいところだ。

 この日は雨天のため、巨人とのオープン戦が中止。一部選手が帰途につく中、午後からは屋内練習場で約1時間居残りでの打撃練習を行った。「出る機会があれば、できる精いっぱいをやりたい」。目標は控えめに、転機となるかもしれない侍への戦いに向かう。(河合 洋介)

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2019年3月7日のニュース