米ベテラン記者が大リーグの2シーズン制を提案 タンキング抑止などの効果

[ 2019年3月7日 22:20 ]

ヤンキースタジアムで観戦するファン (AP)
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 米国の全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者が6日、同紙に掲載した記事の中で、大リーグの2シーズン制を提案した。

 ナイチンゲール記者は1986年から大リーグを取材。殿堂入りの投票権も持つベテラン記者だが、162試合のシーズンを2つに分けることで、大リーグがより魅力的なものになると主張した。

 同記者の提案する2シーズン制は以下のようなもの。シーズン前半の81試合と後半の81試合でそれぞれ優勝チームを決め、その優勝チーム同士が最後に対戦。これに勝ったチームがプレーオフのホームアドバンテージを獲得し、負けたチームは第2シードとなる。前半と後半の優勝チームが同じなら、そのチームがプレーオフのホームアドバンテージを獲得し、後半で2位のチームに第2シードが与えられる。

 前半に大きく負け越しても、後半で優勝すれば、プレーオフに進出することも可能。ファンも諦めずにシーズンを通じてチームを応援でき、プレーオフ進出の可能性が広がるので、ドラフトで高い順位を得るためにわざと負ける「タンキング」も抑止できる。ナイチンゲール記者は、このような2シーズン制こそが大リーグをより魅力的にするのだと確信している。

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2019年3月7日のニュース