阪神・北條、脱力打法で2の2!遊撃争い存在感 4戦で打率・667

[ 2019年2月18日 07:51 ]

練習試合   阪神4―4日本ハム ( 2019年2月17日    宜野座 )

6回無死、北條は中前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は第4クール最終日の17日、日本ハムとの練習試合に臨み4―4で引き分けた。途中出場だった北條史也内野手(24)は2打数2安打と存在感を発揮。今春実戦4試合での打率を驚異の・667まで引き揚げた。矢野監督も第4クールのMVPに選出。鳥谷、木浪、植田がひしめく遊撃の定位置争いはますます過熱している。

 途中出場でも、主役の座は譲らなかった。遊撃獲りを狙う北條が5回の守備から鳥谷に代わって登場。今キャンプ最多2万2000人が見守る中、6回先頭の第1打席でいきなり快音を響かせた。

 「追い込まれていたので、しっかり強い打球をと思っていた。いい安打になったと思います」

 2ボール2ストライクからの6球目だった。右腕・ハンコックが投じた148キロにも振り負けない。内角球を左翼線へファウルした5球目から一転、今度は外角球を痛烈に中前へはじき返した。

 この1本だけでは終わらなかった。8回先頭でも、左腕・上原から三遊間への内野安打。これで今春の実戦4試合で12打数8安打となり、打率は・667まで跳ね上がった。

 「今がよくてもシーズンがだめだったら意味がないので」

 満足するつもりなど毛頭ない。同じ遊撃を争う鳥谷、木浪もそれぞれ安打をマークし、一歩も引かない状況にある。「クリーンアップを打ちたい」という言葉に込められた思いは、サバイバル戦を抜け出す上での大きなモチベーションだ。

 「上半身とか手とかは構えている時から、力を抜いて柔らかく持つようにしている」

 脱力打法が好調な打撃を支えている。昨年6月。当時の矢野2軍監督から逆方向への打撃を進言された。それ以前はフルスイングに固執するあまり、ミスショットや低めの見極めにも苦労したという。14日の楽天戦でも、フルカウントから右前に適時打。「徐々に形になってきている」と手応えを感じていた。

 バットを振ればヒットという状況に、矢野監督からは第4クールのMVPに選出された。「内容もかなりレベルが高い。横から見ていて、あの打ち方はなかなかできない。センターに打ったり、もう1本内野安打もありましたけど内容も、ずっといい」。ただ、指揮官からの高い評価を伝え聞いても、笑顔はない。

 「もっと早く目立ちたかった。自分の形ができるように継続してやりたい」。尽きることのない向上心が、その勢いをさらに加速させていく。(長谷川 凡記)

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