阪神・糸原、志願の早出特守 新主将の自覚「しっかり練習したい」

[ 2019年2月3日 05:30 ]

阪神・春季キャンプ ( 2019年2月2日 )

糸原はただひとりで早出特守を行う(撮影・岩崎 哲也)
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 今年から「志願制」となった早出特守に、真っ先に手を挙げたのは、阪神の新キャプテンだった。糸原は午前8時40分に球場入りするとメイングラウンドに直行。本職の二塁、そして、遊撃にも就き、藤本内野守備走塁コーチの打球を追って左右に大きく振られながらも必死に30分、食らいついた。

 「今年の目標がエラー(数)1桁なので、しっかり練習したい」

 昨年まで、指定された選手が行っていた早出特守だが、矢野監督の意向で方針変更。他の若手が室内練習場でバットを振る中、糸原は守備を選択した。

 その姿勢に指揮官は「ちょっとオレらにアピールしてきたんちゃうん」と茶化した後、「ここ(メイングラウンド)で1人でやるというのはある意味、目立つけど、逆に嫌な部分もある。“こっぱずかしさ”というかさ。そこを“行きます”というのは良いこと」と新主将の自覚と受け取った。

 「自分にとってプラスになるし、試合に出られるならどこでも守りたい」。2年連続の全試合出場、その先に失策数1桁を見据える主将は「明日も特守、頑張ります!」と宣言し、キャンプ2日目を終えた。 (巻木 周平)

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2019年2月3日のニュース