大谷“野球版オスカー授賞式”出席 英語でスピーチ「大変な名誉」 晴れ舞台に両親駆けつける

[ 2019年1月27日 10:04 ]

ニューヨークで行われた晩さん会に出席した大谷(エンゼルスの公式ツイッターから)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が26日(日本時間27日)、ニューヨーク州マンハッタンのホテルで行われた全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の晩さん会に出席した。今回で96回目を迎え、前年のMVP、サイ・ヤング賞などの各賞受賞者ともに招待された。

 ネズ・バレロ代理人、水原一平通訳、父・徹さん、母・加代子さんも参加。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕のデグロム(メッツ)と並んで記念写真に納まる場面もあり、晩さん会は大谷の3試合連続本塁打のビデオ映像でスタートした。

 招待者はスピーチを求められ、プレゼンターにも大物が登場するため「野球版のオスカー(アカデミー賞)授賞式」と呼ぶ関係者もいる。1924年の第1回には前年MVPのベーブ・ルース(当時ヤンキース)が出席。日本選手では95年新人王の野茂英雄(ドジャース)が出席した。

 大谷は壇上に上がり全て英語でスピーチを行った。「これだけの偉大な選手と一緒にこのステージに立てて大変な名誉です。このディナーを開催してくれたBBWAA(全米野球記者協会)、投票して下さった記者の皆さん、ありがとうございます。エンゼルス球団にも感謝します。初日から歓迎して、大変なサポートをして下さいました。オーナー、社長、GM、スタッフ全員がやりやすい環境を与えてくれました。今日も足を運んで下さり、ありがとうございます。チームメート、CAA(代理人事務所)の皆さんも支えてくれました」と感謝の言葉を繰り返した。

 さらに、「両親も日本からはるばる今晩来てくれました」と話すと、父・徹さん、母・加代子さんが会場のスクリーンに映り、大きな拍手が沸き起こった。最後は「エンゼルスのファンの皆様、ありがとうございます。願わくば次はこのチートシート(カンニング・ペーパー)が必要なければ」と、自身のメモを見せるオチをつけ、あいさつを締めくくった。

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