阪神・才木らがリズムトレ 甲子園で“躍る若虎”見られる?

[ 2019年1月27日 05:30 ]

抜群の動きを披露した才木
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 阪神・才木浩人投手(20)ら6選手が26日、パフォーマンス向上のヒントを探り「リズムフィットトレーニング」を体験した。球界でもロッテ、DeNAなど数球団が取り入れるリズム感を養うメニューで“躍る若虎”が、飛躍を目指してジャンプアップした。

 才木が軽快にステップを踏めば、熊谷は手を叩きながら前進。若手選手たちが、列をなしてダンスユニット結成とばかりに、アップテンポな曲に乗り、リズミカルに躍動した。

 今回の体験は、昨年まで阪神にトレーナーとして在籍した土屋明洋氏の企画で実現。スポーツリズムトレーニング協会認定のインストラクター・森谷洋介氏(一般社団法人M&K JAPAN代表理事)も招いて、本格的なリズムトレに挑戦した。土屋氏は「日本人は盆踊り、ラジオ体操と“1、2、3、4”という4拍子のリズムが心地よい。逆にリズムから外れると、動きがぎこちなくなる」と説明し「テンポが乱れた時の動きを(リズムトレで)習得していこう」と狙いを語った。

 例えば、内野手の場合、今まで培ってきたリズムで捕球にいった時にイレギュラーバウンドに対応できない場合も出るくるが、リズム感覚を養えば、即座に反応できる確率が上がってくる。参加した才木、熊谷、島田、石井、高橋遥、福永は同トレーニングの指導資格である「ディフューザー」を取得した土屋氏の助言のもと約2時間、15種類に及ぶメニューを消化した。

 中でも土屋氏も「一番うまかった」と目を細めたのが才木。扱いづらいとされる長い手足を器用に操った1メートル89右腕は「良いトレーニングになると思いました。徐々に自分の野球のリズムに合わせていけば良いと思った」とアップなどに取り入れる考えも口にした。

 ロッテは試合前のアップにファンの手拍子もあおってリズムトレを導入している。今回は球団のトレーナー3人も体験しており、将来的に甲子園で“躍る猛虎”が見られるかもしれない。(遠藤 礼)

 ≪土屋氏がジム開設≫土屋明洋氏は2月4日にパーソナルコンディショニングジム「COUGS(クーグス)」(芦屋市津知町11―14、電話=0797―23―5580)をオープンさせる。同氏は「プロアスリートに実践したコンディショニングを受けていただけたら」と呼びかけた。すでにタイガースの選手もトレーニングで訪問しており「アスリートから一般の人まで、多くの方に来ていただければ」と話した。ジムのホームページは【https://www.cougs.jp】

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2019年1月27日のニュース