阪神・岩貞、がん告白の原口にエール「またバッテリー組みたい」

[ 2019年1月27日 05:30 ]

囲み取材で原口への思いを語る岩貞(撮影・北條 貴史)
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 阪神・岩貞祐太投手(27)が26日、甲子園球場内で行われた「新作グッズ内覧会2019」に出席。大腸がんで近日中に手術を受ける同い年の原口文仁捕手(26)にエールを送った。

 胸に去来したのは様々な感情だった。無念、悲しみ、驚き、失意…。原口について問われた岩貞の口から、仲間への思いが次から次へとあふれ出た。受け入れがたい現実。祈るような表情で友の早期復帰を切に願った。

 「ショックというか、これから一緒に頑張っていく仲間がこんなことになってしまって…。何ができるかといえば(原口が)戻ってきた時にチームがいい状態にあることが一番。それくらいしか僕らにはできない。今は治療に専念してもらって元気に帰ってくる姿を僕らも望んでいる。1日も早い復帰、それだけを望んでいます」

 今月中旬から春季キャンプ地となる沖縄のかりゆし宜野座で梅野や岩崎、陽川と自主トレを行ったように、同級生の結束は固い。原口が大腸がんを公表する1日前に、グループLINE(ライン)で病を知った。「余計な心配をかけちゃったね」――。自分の事より友を気遣う心の優しさが染みた。岩貞自身も病気について熱心に調べたという。「できることは少ないですけど“頑張るよ”と伝えました」と明かした。

 真っ先に思い浮かべる試合がある。2016年5月27日。敵地・東京ドームであった巨人戦だ。9回、126球の力投。宿敵を散発3安打にねじ伏せ、巨人戦初先発をプロ初完投初完封で飾った。球界を代表する菅野との投げ合い。リードしてくれたのが他でもない原口だった。「ベストゲーム。いいところを引き出してもらった」。マウンドで受けた叱咤激励が今の左腕を支える。

 「私生活でもよく相談できる仲間なので…。原口も頑張って努力してくれると思う。お互い、頑張っていきたい。また同じユニホームを着て、バッテリーを組んで頑張っていきたい。もちろん、一緒にお立ち台に立てれば、最高です」

 信じている。もう一度バッテリーを組み、また一緒にお立ち台に上がる日が来ることを。プロ6年目のシーズン。原口の思いを胸に刻み、力の限り腕を振る覚悟だ。(吉仲 博幸)

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