阪神 キャンプに野球動作専門家を臨時コーチとして招へい

[ 2019年1月15日 07:51 ]

昨年2月の2軍キャンプで望月(右)ら投手陣を指導する相澤一幸氏
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 阪神が2月1日から始まる沖縄・宜野座での春季キャンプに、野球動作の専門家である相澤一幸氏(36)を臨時コーチとして招へいすることが14日、わかった。球団関係者が「(招へいすることは)決まっています。(指導の)期間はそんなに長くないですが、今年は1軍のキャンプに来ていただきます」と認めた。

 相澤氏は兵庫県西宮市内で「腱トレ」を用いて、腱と体の正しい使い方を指導する野球専門プロ施設「ベースボールメディカルセンター」を主宰する。プロ野球でプレーした経験はないが、ロッテ・西野、DeNA・浜口ら多くのプロ野球選手をサポートしてきた実績を持ち、昨年は高知・安芸で行われた阪神2軍の春季キャンプに臨時コーチとして参加した経緯もある。

 今春の宜野座キャンプでは第1クールから指導にあたり、期間は1週間程度を予定。球団関係者は「(指導にも)いろいろな教え方や考え方があると思います。(相澤氏は体の)専門の方ですから(コーチとは)違うアプローチの仕方があると思うので、アドバイスをいただけたらと思っています」と、現役コーチの技術論と専門家の理論が融合しチーム全体のレベルアップにつながることを期待した。

 くしくも、2軍は昨季に12年ぶり5度目のファーム日本一を成し遂げた。最下位からの逆襲を狙う猛虎にとっては運を持つ「強力な援軍」となりそうだ。

 ▽腱トレ 「ベースボールメディカルセンター」考案のトレーニングシステム。野球の動作に直結する関節の動かし方や感覚を、具体的動作につなげるために「腱の使い方の教育・強化」を行う。球速アップをはじめとするパフォーマンスの向上だけでなく、故障からの回復、防止にも役立つ。腱に対して適正なストレスを与えながら動作トレーニングを施すことで、イメージと動きが一致する確率を高める。そうすることで再現性の高いフォームをつくることが可能となる。

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2019年1月15日のニュース