「ボブ」は絶滅危惧種!?日本人大リーガーで最多は「ひでき」&「つよし」

[ 2019年1月14日 09:00 ]

アスレチックスのボブ・メルビン監督(AP)
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 「ボブ」は絶滅危惧種――。1週間ほど前、大リーグ公式サイトがそんな特集を掲載した。英語圏で「ボブ」は「ロバート」の略称。1920〜30年代に「ロバート」は、米国で生まれた男の子の名前で最多で、50年代には70人の「ボブ」がメジャーデビューを果たした。しかし、過去20年で誕生したのは5人。2008年以降は一人も出ていない。近年は「マイク(マイケル)」「マット」「クリス」などが上位を占めているようだ。

 「ボブ」のハイライトは1971年のパイレーツとオリオールズが激突したワールドシリーズ第2戦。パ軍は野手1人、投手4人の計5人が出場した。4回途中4失点で先発ボブ・ジョンソンが降板すると、1人を挟み3番手がボブ・ムース、4番手がボブ・ビール、5番手がボブ・ミラー。ブルペンは混乱したのではないか。シリーズはパ軍が4勝3敗で制し、25歳の一塁手ボブ・ロバートソンが2本塁打、5打点と活躍した。

 松井秀喜が在籍した11年のアスレチックスは、不振のためシーズン中に監督が交代した。ボブ・ゲレンからボブ・メルビンへ。米国ではコーチ、選手など目下の立場でも監督をフランクにファーストネームで呼ぶ。当時、私は現場で取材していたが、周囲は区別すべくフルネームで呼んでいた気がする。メルビンは現在も指揮を執り、12年の前回開催に続いて3月、マリナーズとの日本開幕2連戦で来日する。

 ちなみに、松井は07〜08年にジョー・トーリからジョー・ジラルディへの監督交代も経験している。また、日本人大リーガーでこれまで最も多い名前は「ひでき(伊良部、松井、岡島)」と「つよし(新庄、西岡、和田)」の各3人だ。

 今月5日にエンゼルス・大谷翔平は、重い心臓病に苦しむ同じ名前の川崎翔平ちゃん(1)が入院する大阪府内の病院を訪問した。明治安田生命の発表による昨年生まれた男の子の名前の漢字ランキングでは「翔」が2位。読み方では16位に「ユウセイ」が入っている。トレンドは変われど、名前が結ぶ縁は続くだろう。=敬称略

(記者コラム・大林 幹雄)

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